研究紹介- 辻森 樹 -


プレート収束域の変成流体が関与する地学現象(鉱物間の反応〜造山運動の時間・空間スケール)の包括的理解

地球史を通して、プレート収束域は大陸地殻を成長・改変させ、それと同時に地殻物質を地球深部(マントル)へ供給する物質循環拠点の役割を果たしてきた。とりわけ新原生代以降の造山帯に出現する藍閃石、ローソン石、ひすい輝石、コース石を含む高圧・超高圧変成岩は、地球内部の冷却に伴ってプレート収束域の地温勾配が十分に下がった直接証拠である。東北アジアや還太平洋地域の変動帯など、過去のプレート収束域で形成した変成岩・交代岩を直接解析することは,プレート収束域の地学現象を包括的に理解する上で重要であって、惑星「地球」の未来予想という視点においても地球惑星科学の挑戦である。
[写真:A)ローソン石エクロジャイト、B)ざくろ石青色片岩、C)ひすい輝石岩、D)宝石質コランダム(ルビー)]
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